カリフォルニアの生活&オーガニックスキンケア
by kudocosmetics
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2日目 - クリスマスタウンと A Proud Snow Slider
雪山2日目の朝。


息子より先に起きだして、静かにコーヒーをいれながら外に出てみる。





澄んだ空気の中、雪景色がキラキラ光っている。


物音で目が覚めた息子も、私の後を追って外に飛び出して来た。





そのままふたりで雪の中で遊ぶ。

私は部屋着にロングコートを引っ掛けたまま。


固く凍った雪の中から、球状のものを探してにわか雪合戦。


夏の間は大活躍してるであろうプールも、今は雪の大きなバケツのよう。







途中で見つけた氷の固まりを太陽にかざしたら、ダイアモンドのレンズみたいに光ってる。





「ボトっ」と大きな音を立てて落ちて来たばかりの松ぼっくり。

私の足と大きさを比べて見て下さい。


もっと森の奥まで行きたかったけど、傾斜が凍り付いて上まで行くのは断念。


そろそろ足先が冷たくなって来たので、部屋で朝食をとって朝風呂にすることに。






この地で採れるらしい蜂蜜とミルクをお風呂に入れて入浴剤代わりに。




...部屋でかなりゆっくりした後、近くのスキー場に行ってみるも、もう午後の部が終わり近くになってたので、夕方出直すことに。



それまでは小さな町を散策。

やはり気候のせいか、まだまだクリスマスの雰囲気が残る。




北極のアイスクリーム屋さん。





こちらのお店は、店中クリスマスがテーマ。

中にはジオラマで出来た小さなクリスマスタウンがあちこちに。

光溢れる「クリスマスタウン」に対し、隅の方ではおどろおどろしい「ハロウィーン・タウン」のジオラマも。


...ここで気づいたんだけど、クリスマスタウンの家は全部煉瓦作りの北欧風の家ばかりなのに対し、ハロウィーンタウンの方は、今にも朽ち果てそうなヴィクトリアンの家ばかり。

ディズニーランドのホーンテッド・マンションもそうだけど、ヴィクトリア朝のものって、こちらの人にとっては怪談話に直結するみたい。

私のアメリカ人の友人は、私にとったら素敵に見える、猫足のバスタブが怖くて堪らないと言っていた。


日本人が古い井戸や卒塔婆を怖がるようなものかな?(笑)



...歩き疲れたので、夜の遊びに備え、宿でホット・チョコレートを作って一休みする。




...5時にはもう外は真っ暗。

ますます下がる気温に備えて、息子も私も完全防備。

彼のジーンズの下に履かせたレギンスは、実は女の子用だってことは内緒。(^^)



ふたりともあまりアスリートじゃないせいか、「スキーはちょっと...」と気が重く、手軽にすべれるタイヤチューブ滑りを。

私もこの年で、あわや人生初のスキーに挑戦かと思ったけど。笑




結構高さのあるトラック。





行きはエスカレーターでスイスイ。

やる気満々の雪国の子のような息子。

この日のために、息子の好きな迷彩柄の長靴が見つかって良かった。

彼は小さな頃から服装に自分なりのこだわりがあって、そのこだわりに叶ったものじゃないと絶対に着ない。

...そしてそれは世間の流行とは一切関係ないらしい。





頂上から。

もうこの辺からやる気と興奮は頂点で、「僕、親となんか来てませんから」とでも言うような顔をして、自分ひとりでどんどん行ってしまう。

雪国で育った彼の父によると、これはDNAらしい。





いざ!





おおーー。やって来た、やって来た!





なかなか余裕の滑りっぷりで、この後ひとりで同じ作業を30回ほど繰り返す息子。




...お腹空いた....by 母。




「あのーーー。...もうそろそろ行かない?(^^)」



3時間後にソーーと訊ねてみたら、意外と快く了承してくれる。



ほっぺが紅潮して雪ん子みたいに笑顔で息を弾ます息子。





でもこれだけじゃ収まりません!


仕上げはこれだーーーー!










シャカシャカシャカーーーーー!

スノウエンジェルーーーーーーぅ!!




あーーー疲れた。
でも気持ち良い。



私も息子に少しでも追いつこうと、20回は滑りました。




...こんなにいっぱい遊ばせてあげられて、満足。


私まで童心にかえって楽しみました。(^^)









今回の旅は、「癒し」や「ご褒美」と言うよりも、これから来る未来に向けての決意の旅。






....今年、母は、 鬼のように働きます!








****************************************************************

余談


今回泊まった宿のマネージメント、実は過去最悪と呼べる程ひどいものでした。

まあ、だからと言って私たちの楽しみには少しも影響しないのですが(笑)

その出来事を通して、ふと思った事。


その事柄に対して誇りと愛着、もしくは同等の責任の持てない人が、その仕事につくのは、「社会的に罪」な事なんだなあ、と。


...サービス業、管理業、製造業、制作業...全ての仕事には必ず「受け手」がいる。


その受け手に喜びと、愛着を届ける事。


そしてそれが何らかの形で誰かの生活の一部となり、思い出になり、または喜びのお手伝いになり...


これって、実は最大の社会貢献なのでは...?と、改めて、そしてつくづく感じました。


自分の仕事への姿勢を、いつも、毎回、確認しながら進んでいきたいと思いました。




...ちなみにあまりにも筋の通らないことを言うここの管理人さんは、「一喝」したらそれ以来ぴたりと電話を寄越さなくなり、私たちは、滞在中、一度も彼に会う事なくこの地を去りました。ははは。



のんびり出来て良かった。(^^)










# by kudocosmetics | 2010-01-11 14:40 | 旅行 | Trackback | Comments(7)
Snow Country
冬休みも今週で終わり。

最後の週は、私が忙しかったクリスマス時期に、脇でずっと大人しくしていてくれた息子を中心に使う事にした。

映画、レゴランド、そして今回の雪山旅行。

雪を見た記憶のない息子はこの計画に大はしゃぎ。

私自身も、この年初めにもう一度自然に還って、全てを一度リセットしたかった。



車をチューンアップして冬服の準備。

いざ出発。









山の上の方に差し掛かると、ちらちらと雪が見え始める。


初めて見る雪を前に息子は大興奮。



「おかあさん!雪だ! ホイップクリームの雪だよ。神様のデザートだよ。神様が、地球のお掃除が終わったら食べるアイスクリームだ! ワーーオ!」



...以前、嵐の夜に怯えてた息子をなだめる為に


「これは神様のバキューム(掃除機)なんだよ。次の日になったら枯れ葉や塵が全部片付いて、お空は綺麗になるんだよ」


と教えたので、「雪 = 神様のデザート」になったらしい。

デザートは「ひと仕事のあと」というのが笑える。





標高7000フィート(2133メートル)のワインディングロード。

...懐かしい雪の冷たさを感じながら、急に眠気が襲いだす。






...今日の宿泊先はBig Bear Lakeという山頂の町。
その名の通り大きな湖のほとり。


薄ら氷の張る道路での、神経を使う運転の横目に、湖に張る氷を見て感動。





今日から二晩滞在する山小屋。




中はこんな風。



予想以上にひなびた感じだったけど、
「薪の焼べられる暖炉、ジャクジー・バス、一戸建て」
という私たちの希望を満たしてくれてたので、良しとする。




窓からの雪景色。 
ここがカリフォルニアだって、誰が思うだろうか?




早速外に出て、珍しそうに雪を踏む息子。

足で雪を蹴りながら、鉄道トラックとトンネルを作ったらしい。







この先誰も私の写真は撮ってくれないので(笑)バスルームでセルフ・ポートレート。

...この鏡の形、シンデレラの意地悪な継母が使ってるやつみたい。


「この世で一番美しいのはこのワタクシ。おほほ...!」


なんてひとり遊んでみる。(嘘)






部屋が暖まった頃に食事がてら、近くを散策。

夕暮れの空を鏡のように映し出す、Big Bear Lake。






住宅も売りに出されてる様子。
かなりしっかりした造り。







ステーキが食べたいと言う息子に応えて、夕食は「カウボーイ料理の店」を選ぶ。
すごく大ざっぱな見た目だけど、味はなかなか美味しい。
塩を効かせてるのは、山奥だからかな?

そういえば、バレエで、山に逃げ込んだ後、塩分に不足し白髪になってしまった美女のお話があった。
...彼女は当然ながら王子様(?)に見つけられる。

でも、栄養足んなくて美女...って、あり?






レストランの壁に飾られてた、この湖の昔の写真。




...デザートはここでは食べず、宿の暖炉で息子の願いであったs'more (焼きマシュマロのサンドイッチ) を作る事にする。


近くのお店で薪を調達して山小屋に帰る。





...初めて自分で焼べる暖炉にドキドキするも、何とか点火成功。


寒さのせいか、薪が燃え尽きるのは早くて、3束もの薪を購入。
息子とふたりで手分けして、雪道の中運び込む。




星空に、もくもくと煙を吐き出す煙突を見て、感動。

これならサンタさんもすぐに見つけてくれるだろう。(^^)







s'more = スモアの材料。
グラハム・クラッカー、チョコレート、それに主役のマシュマロ。






マシュマロを串に刺して、火に焼べる。 

自分のものは自分で。








パチパチ音を立てる火を眺めてると、アンデルセン童話の鉛の兵隊を思い出す。

片足のおもちゃの兵隊が、思いを寄せていた紙のバレリーナと一緒に火に焼べられた後には、小さな鉛のハートが残ったと言うお話。

アンデルセンのお話はいつも優しく、そして切ない。

きっと彼自身、社会的な無力さを感じてた時期があったのだろう。






これがそのスモア。
焼けたマシュマロでチョコレートが溶け出す仕組み。
危険な程甘い...けど美味しい!






息子のは苺味。






...今回の旅のお供はこの2冊。


最近息子から英語チェックが良く入るので、今回は日本語の本は持参しなかった。
左はパティからのクリスマスプレゼント。

1920年台の上海を舞台にした「知恵と勇気と冒険に溢れた愛の物語」だそう。

私の知る「賢者」であるパティの勧めならきっと面白い筈。



右は「Snow County - and thousand cranes - Authored by Yasunari Kawabata」。

川端康成の雪國。



良い本だから読んでみろ、と当時のルームメイトに手渡されて10年以上が経つ。

本の背表紙には

「著作権の都合でアメリカ、カナダ国内では販売されていません。」

と書いてある。

この本はどうやらイギリスからやって来た様子。



この2冊の中、手は自然と「雪國」に伸びる。



...雪国の重い庇の黒々とした民家の村、主人公島村が、機関車の窓越しに見つめる、冷たさと獰猛さを帯びた美女の美しさが...この夜の冷たさの中で憧憬となって浮かぶ。






...もう目が開けてられない。




今夜は息子と寄り添って寝よう。




# by kudocosmetics | 2010-01-10 05:32 | 旅行 | Trackback | Comments(0)
最終日 140年前の町
...名残惜しいけど、今日はお別れの日。


今朝は目覚ましをセットして効率良く支度。


頭の中身は半分、明日の仕事のことに引きずられる。
明日は重要なセレモニーがあるので、くれぐれも遅れないように、そして短時間で効率良く働くようにクライアントに念を押されている。




...それでも少しでも多く今日を楽しみたい。




思えば「行きの支度」「帰りの支度」と支度時は母親にとって一番大きな仕事なのではないか。

その点ではまだまだアシスタント...どころか足を引っ張る年齢の息子を怒鳴ることが自然と多くなる。 


息子のこの頃の口癖は「ちょっと...ちょっとだけ待ってってば...!!」

それでも急き立てれば

「Okay, ohhkay-----!!」

とティーネイジャーのような口を聞いてくる。(怒)




シャワーを浴びて朝食の準備。
せっかくだからピザドウが新鮮なうちにと、「ブレックファスト・ピザ」に。
トッピングは目玉焼きとペパロニとアスパラ。それにフレッシュフルーツを添えて。




ラテのカップを抱えて外の蜂達にお別れの挨拶をするも、今日はゆっくり寝そべる暇はない。

外の気温は私たちを急き立てるかのようにじりじり上がりだしている。


荷物を詰め、その場を片付け、出した物はみな元通りにしまって車に向かう。
私の車はこの3日間の山のドライブやシャワーで土埃だらけだ。



Ranchの中腹に住む家主にお別れの挨拶をする。
田舎に住む人に似合って、ぶっきらぼうと親切が同居した感じの奥さんのローリーは今朝はいない。
代わって出て来たご主人のレーンは、ローリーとは対照的に太陽のように明るい。
髪の色も若々しい身のこなしも声も、太陽のかけらのように明るく健康的だ。
私たちの滞在したキャビンは、15年前このふたりで建てたそうだ。



...宿賃の清算をしようとすると、レーンは幾らかわからないという。(!)
仕方がないので私が知ってるだけの額を支払った。



レーンは笑顔でもうひとつのキャビンを案内させてくれという。ついでに自分が命を助けて面倒を見ているカラスの紹介も。もちろん私たちは喜んでついて行った。






(写真:オフィシャルウェブサイトより)



こちらのロッジは寝室がふたつあるファミリータイプ。
同じくセンスが良いインテリアは、私たちの小屋よりずっと男性的な印象。
「ハンティング・ロッジ」といった趣き。
100年前に建てられたそうだ。



「素敵ね〜。ここは私たちにとって 、人にぜひ 『教えなきゃならない』か 『隠しておきたい』 場所になると思う。」


と言ったらレーンは満足そうに笑う。そして


「ぜひ戻っておいでよ。今度は雪が降る時に。もっと美しいんだ。」


と何度も言う。


お喋りな息子はひっきりなしに会話に加わろうとする。

「僕のお父さんはきっとここが好きな筈だよ。」




...Ranchを降りて、次に向かうのはもっと高い所に位置する山頂の町 「Julian」。

ここには「Gold Rush Hotel」という、140年前に建てられた南カリフォルニアで一番古いホテルがあって、数年前「乙女クラブ」の皆と一緒に泊まった。


今回初めて知ったけど、地元の人でさえ「お化け屋敷」と呼ぶらしいこのホテルで、EさんとMちゃんは興味深くも気の毒な「体験」をしてしまった。


反して、別棟の「ハネムーンハウス」に泊まった息子と私は、一晩中幸せで愛に溢れたエネルギーに包まれて安心して熟睡した。

その名の通り、数知れない数のカップルが140年もの間「ハネムーン」を楽しんだ、幸せな空気がここには積もるように残っているのだろう。


(前日の夕暮れに立ち寄って撮ったホテルの写真)





Julianですることと言えば、名物のアップルパイ。

まるで温泉街の名物のように、ここではあちこちにアップルパイを食べさせるお店がある。


開拓時代風な街並の中、息子とケンカしながら店を選ぶ。



私は少し離れにある、緑に囲まれたガーデンカフェを選びたかったのだけど、息子はとにかく手近でショウウィンドーにチェリーパイが飾られてる所に入りたいらしい。 
この暑さも彼を苛立たせているので、仕方なく私が折れた。(笑)



好物のチェリーパイをお代わりし、ルートビアをご機嫌で飲み干す息子。
ファミリーレストランっぽいしつらえに、私は向い側で不機嫌にやる気をなくしている...。




3−4ブロック程度で終わりのこの小さな町は、全体的に開拓時代風。
カウボーイと酒場の女性の衣装を着せて写真を撮ってくれる写真館などがある。


何を隠そう、西部劇の雰囲気が苦手な私。
殺伐として喉が渇く感じがしてくる。
だから写真は撮らなかった。




ここはハードウッドストア。大工用品に加えて洋服まで売ってる。

昔々はこんな店に、それこそ女性の最新の服からキャンディーから食料品まで売っていたのだろう。

頭の中が一気に「赤毛のアン」になる私。急に「色とりどりのセロハンに包まれたキャラメル」を買いたくなる(笑)




...さあ、小さな町の散策も終わったし
帰りはもう一度Lake Cuyamacaに戻って、ボート遊びをすることにする。




モーターボートとパドルボートのどちらか迷ってパドルボートに。


息子は「僕が運転するからモーターボートにして!」と強気に言う。

何と勇ましいことを...と思ったら、以前彼の父と3人でボート遊びをした時に
父が当時4歳の息子にボートを操縦をさせたことがあったのを思い出した。

...だからと言って彼に任せることは残念ながら出来ないけど...。




....野生のアヒルの為の餌を買って、パドルボートで出航。


あっという間にすごい数のアヒルに囲まれる。
大きなものは白鳥くらいの大きさなので、迫力がある。



(一生懸命ブーツで「漕ぎ漕ぎ」する私。)



どうやら湖中のアヒルが息子の持つ餌を取り囲んでいる様子。




「Ducky~♪Ducky〜♪」



と歌いながら餌を巻く息子は、久しぶりに小さな男の子らしくて可愛かった。

近頃彼は人前で男らしくありたい気持ちの方が強いから、私と手も繋がなくなってる。





...と言う平和な時間も束の間、パドルボートが岩場に挟まれて、私たちは身動きがとれなくなってしまった...!!



対して餌を求めてどんどんアグレッシブになっていくアヒル達。


餌をくれと息子に「ガアガア」文句を言う。


その内、「どんっ」とすごい音を立てて、特大のヤツが船に乗り込んで来た...!!


コヤツが飛び立つ時、私は羽ばたきの羽根で頭を叩かれる!


息子は歯のない彼らのくちばしで二回指を噛まれる。




「ひえええ〜〜〜〜」




と汗をかく中、突然息子が頼もしく




「ヘーーーーーールプ! We are stuck in the rocks.....! ヘーールプ!!We need to get out----!!」




と叫んだので、聞きつけた釣り人が慌てて駆け寄ってくれた。


ライフガードは桟橋から姿を消している。(怒)



親切な釣り人が、釣り竿を反対にして私たちを押してくれたおかげで、恐怖の三角地帯から無事脱出。(汗) ありがとうございました。 





...車の鍵を受け取りに戻ったら、パークレンジャーのおばさんが


「あら?早かったのね?せっかく時間をおまけしてあげたのに。」


と言うので


「...いえいえ充分楽しみました。 岩場にも挟まれたし、飢えた気違いアヒルにも取り囲まれたし....ヒッチコックの映画みたいにね...!」



と答えたら大笑い。






...さあ、いよいよ本格的に帰路です。


山の変わりやすい雨から晴れのお天気の中、フリーウェイに。


途中車がオーバーヒートしそうになって、思わぬトラブルを騙し騙しやり過ごしながら
4時間後、何とかサンペドロに着きました。



帰って来たら玄関に、見覚えのある字で小包が。



ダンサーみっちゃんがハワイからお取り寄せしたクッキーをわざわざ送ってくれた様子。(大涙)

「お帰り♪」と言ってもらってるようで、おかげで旅から帰ったばかりの一抹の寂しさが癒えました。(^^)



みっちゃん本当にありがとう....!!
息子と美味しく大事に頂きました...♪♪



また地に足つけて、「日常」を生きないとね...♪









旅の思い出に買って帰ったアンティーク風なペン。


次は寒い時に行きたいな...そしたら暖炉に薪を焼べてマシュマロを焼こう。








# by kudocosmetics | 2009-09-07 03:11 | 旅行 | Trackback | Comments(0)
2日目 精神の森
熟睡の後で目が覚めたのに、まだまだ眠気が襲ってくる...

2度も3度も深い眠りに落ちてやっとで目覚めたとき、きっともうお昼過ぎてるのかも...と思って時計を見たらまだ朝の8時半だった。
よほど深く眠ったらしい。そしてこの場所では別の時が流れてるらしい。


夕べ「帰りたくない」と言って大泣きした息子は、まだ目が覚めないようだ。

彼は初めて見る「水のないトイレ」(泊まり客の捧げたそれは、庭の肥料になるらしい)にもめげず、すっかりこの場所が気に入った様子。

しばらく泣いたので、宥めるのに苦労した。



...彼を起こさないように、持って来たイタリアンローストの豆でコーヒーを淹れる。

備え付けの素焼きのカップで飲むメープルシロップ入りのラテは、朝の体に染み渡るように美味しい。

朝食前に本を抱えて裸足で外に出る。


山独特の高く青い空が気持ちが良い。





蜜蜂たちが、甘いミルクを嗅ぎ付けて、寝椅子に横たわる私の周りに寄ってくる。

きっと家で見かけたら悲鳴を上げるほどの大きさと精悍さなのだけど、今の私には気にならない。

彼らが私の足先や腕に止まりたい時は好きにさせておく。

私の本能が「大丈夫。こちらが危害を加えなかったら」と囁いてくる。





...ここに来て、私自身がいかに自然と関りの深い人間であるかを思い出した。

人気のない森を見つめながら自分の五感が、ありとあらゆる交信をしている。

まるで目を開けたまま瞑想しているかのように。

そしてそれは普段使われていない「六感」を呼び覚ましているようだ。


...気がついたら一匹の蜂が、テーブルの上のミルクの湖で溺れ死んでいた。

さっき水に溺れているところを助けてあげたばかりなのに。

きっと甘い匂いの誘惑に逆らえなかったのだろう。

カップを代えに中に入った。息子が起きて来たからどっちみち朝食の支度だ。




(朝のシャワー時に使ったKudo Cosmeticsの石鹸もこの場に馴染んでいる。製品
撮影の準備をするんだったな、と少し後悔するも、ここでは何も生産的なことをしたくない自分もいた。)



近くの湖Cuyamacaに出向こうかと迷うものの、午前中は読書に時間を遣うことに決める。
お供は義理従姉妹が持たせてくれた「海からの贈り物 - Gifts from the Sea - リンドバーグ夫人著」。


この本を読みすすめながら驚く。

海と山という違いはあるものの、今ここで読む為にこんな完璧な本があるだろうか。

この場で読むのにこんな完璧な本もなければ、この本を読むのにこれだけ完璧な状況もなかった。

彼女の記述は、今の私の隠された精神を言い当てているかのようでドキリとした。


「豊かに生きる為に」いそしむ仕事や社交を含めた数々の雑事。
現代女性の自由の象徴とされているそれら。
それらが実はいかに精神の自由な飛躍を奪っているのか。


そして彼女の提唱する「自分と繋がる満たされた孤独」な時間を、私はもうほんの子どもの頃にはっきりと意識と自覚をしながら持っていたことを思い出した。
...それを今ではすっかり忘れていたことも、その価値さえ認めてなかったことも。



「社会的な孤独」を必要以上に恐れていたのかもしれない...
実はそれらは神がくれた宝物だったかもしれないのに。




(丁度良い読書スペースとなってくれた、造り付けのベンチ。森側と岩山側に同じものがある。)




...犬の鳴き声が下から近づいてくる。



頼んでおいたピザ・ドウを、家主のレーンが飼い犬たちと一緒に届けてくれた。
「近くの」ストアまでトラクターで買いに行ってくれてから、約一時間が経過していた。(^^)
私たちは丁度良く空腹。




ふかふかのピザパン。出来立てで美味しそう。



息子と一緒にそれぞれの昼食をつくった。





息子の指は生まれた時から長くしなやかで器用。芸術家の手を受け継いだ様子。





息子はペパロニとモッツァレラチーズ、私はプロシュートハムとトマトとバジルに4種のチーズでお昼ご飯を制作。



文字通り出来立ての美味しいピザを目一杯堪能。ここまで美味しいピザは生まれて初めて。




息子とカード遊びをしたり



双眼鏡で森を覗いたりして遊ぶ




ホルマリン漬けのような「キウイのシャンパン漬け」







遠雷が聞こえる。森雷注意報が出ていた通り。
柳で飾られた天井を見つめながら、雨の中ウトウト...




Z Z Z Z Z.....




目が覚めたら夕方。外はすっかり涼しくなってるのでドアを開けて散策に繰り出す。



目的地は湖。



Lake Cuyamaca。



夕暮れの湖で、親切そうなカウボーイのおじさんと話しながら、ストアで飲用水を調達してホッとする。
水は本当に大事だと痛感。
宿の水道水には少し硫黄の匂いが混じって飲みにくい。おかげで肌はすべすべになったけど。



息を呑むように美しい夕日。




...誰も、誰もいない、ひとつの集落さえもない岩山に、夕暮れが訪れる。



白い幹が切り出したユーカリ(?)の森と岩山の向こうの空には白く大きな月が登っていて
狼が吠える姿が合いそうだ。


湖の名前からも分かる通り、ここはアメリカン・インディアンのお膝元。
そして開拓団が「Gold State」を目指して旅した山。


息を呑んで月を、森を見上げる。 


ただただ叙情的で美しく、
こんな曲が頭に流れる。
 ただしこちらは「赤い月」ではなくて「白い月」だ。







夕食はあさりのフィットチーネと、アルファルファとバジルのサラダを手作りの赤ワインビネガーのドレッシングで。 デザートはクレームブリュレを冷たいまま...なかなか満足な食事。





また真っ暗な闇が訪れる






...夜が更けるとともに、虫の声が辺りを取り巻いて行く。
黒い森の香りが何とも素晴らしく、虫が入って来るのも構わず私は窓を開け放つ。
自分とこの空間を少しでも遮るのが惜しくて。


都会育ちの息子は、掌ほどありそうな陽炎(?)や大きなカナブンが飛び込んで来る度に悲鳴を上げる。

私はそれでも構わず外の空気を感じていたかったので、今度は「岩山側」で窓を開けて読書。







息子の寝顔を見ながら、眠るのが惜しくいつまでも自然と交歓する。


虫の声が宇宙のように私を取り囲んで、宙に浮かぶ。


この場所で私は自分の「完璧さ」を知った。


ここで、この瞬間、私は「完璧な存在」だった。


素晴らしい未来の予定のために自分に何かを「課する」こともなく


幸せを証明して分かち合うためのパートナーもなく


ただただ今のままの「自分自身」で満たされていて、落ち着いていた。


自然はすっぽり私を包み込んで、受け入れて、私自身その自分を受け入れていた。


私はすごく愛されていることを感じた。



いつだって「この」空間に還って来て良いし、いつだって「ここ」は私を受け入れるだろう。




幼少時から年老く頃まで、私を丸ごと受け入れてくれている空間。



私は確かに愛されている。






# by kudocosmetics | 2009-09-06 05:39 | 旅行 | Trackback | Comments(4)
1日目  Gifts from the forest

...サンディエゴから山奥に入って行ったBackcountry, Descansoの山小屋に。

サンペドロからおよそ160マイルの道のりを、たったの2時間で行けたのはとても幸運。




ついて早速我が家のようにくつろぐ息子。



中はこんな感じ。



...ドアを最初に開けた時の印象は、ちょっとした「凄み」が...。
何か人ではない「意思あるもの」が住んでるような感じ。


「これは今晩大変な体験しちゃうかも...」



と思いながら、場を自分用に馴染ませる為にKudo Cosmeticsの精油キャンドルを灯しました。



精油が10%も含まれたKudoのキャンドルは、ひとつ灯すだけで天然で淡い香りがでも強力に四方に広がっていきます。

そしたら途端に気持ちが晴れやかに。さっきまでの「得体の知れない」感じはどこへやら。


ここはもうひとつこの場を馴染ませる為に、ブラジリアンなギター演奏を聞きながら一品料理を作ることに決めました。 持って来た食材バッグの中から材料を取り出し手作りのワカモレを...



ピノノアールを開けて、ギター演奏をバックに息子と良い気分。
上機嫌の彼は、私の「湖への散歩」の誘いも断り部屋で軽やかに踊ってました。






牧場の一番上。
周りにはただの一人の気配も感じず、車や飛行機の音もせず
全くの自然の中に私と息子のふたり。






夜がどんどん更けていきます。




夕食は何にしようか...?
火と鍋を節約するために、玄米とアスパラを同時に調理。





夕暮れの中、私たちは自然に帰っていく。







お風呂で灯したKudo Candleと紺碧の空の色が溶け込んで。




お互いの顔も見えないほど真っ暗闇の中、虫と梟の声を聞きながら蝋燭を灯して遅い夕食を。




メニューはローストビーフ、生ハムとアルファルファのサラダと玄米とアスパラ。






深い何かに抱かれて、私たちはどんどん言葉をなくしてゆく。




今夜はどんな夢を見るのだろう...?



# by kudocosmetics | 2009-09-05 07:39 | 旅行 | Trackback | Comments(3)
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